子供の転入に合わせ新居へは4月に入居して、数々のアクシデントに見舞われながらもアクアリウムライフは続いていました。 ひとつの物事の本質を理解した上で、それを深く掘り下げて分析すれば見えてこないワケではないと思うのですが、さすがにここまでの心理的な作業はしません。考えなくてもすぐに分かる人は、それ専門の職業に就いている人くらいだと思います。 バージョンアップしていく喜びが大きすぎて、私には考えられませんでした。
それでは何の事かと言うと、クーラーです。 水槽2本とクーラーも2台…。 「だから何?」と思いますよね? では、この環境を人間様が使用しているエアコンがある環境で言うならば、通常は野外にある室外機が玄関内に2台あることになります。クーラーが作動すれば、水を冷やすワケですから、クーラーが熱風を排出するワケです……。
「ゾッ」としました。クーラーが2台作動している玄関内に初めて入った時は…。 そして『高断熱高気密住宅』。玄関開けたら『真夏のビニールハウス』状態です。 今だからこそ笑い話になりますが、心から焦りました。生活ができなくなると…。 バカ丸出しですが仕方ありません…玄関内にエアコンを設置しました。超悪循環です。
設計の時点から海水魚水槽2本でクーラーも2台という計画で、この悲劇を分かっていればホースで延長して、クーラー小屋を床下か外に設けましたね。ホースが長くなり、多少のロスが生じて効率が落ちても、暑さに悩まされませんからね。
リビングの様なある程度の広さがある空間で、エアコンを運転している部屋なら水槽のクーラーの熱風は気にならないと思います。 スッポンモドキの水害でキャビネとや住宅の部材が被害を受けたり、クーラーの熱風問題など、最初から予測して取り組めれば、何の問題もありません。私の場合は後の祭りでしたが…。 知り合いの方で、新築時からリビングにアロワナ飼育で180cmの水槽を置いてる人がいますが、床の上には置いていません。水槽周りに2cmの隙間があり、キャビネットはベタ基礎の底板の上に置いてありました。当然、この様な特殊な設計に合わせて特殊な断熱もきちんとしてあります。リビングの床をくり抜いた様な造りになっていました。2cmの隙間は万が一の時にこぼれた水を逃がせる様にという事でした。詳しくは聞きませんでしたが、いざという時は排水もできるシステムみたいです。キッチンの水道も近くて水替え作業も考慮していたので、やはり一番最初の計画が大事ですよね。