カクレクマノミ(海水魚) 飼育 失敗談⑥

熱帯魚アクアリウム

おもちゃみたいな人工海水の素から、本格的なバケツタイプの人工海水の素への変更とサンゴに与える添加剤(餌)など、いくつかの添加剤を使用する様になってから少しづつ安定する様になりました。LEDのスポットライト3灯に変更した120cmの水槽のサンゴも、安定し始めました。        そりゃぁ、餌を与えなかったら死にますよね。                         この頃はダメになってしまうサンゴといえば、ライブロックから落下したサンゴが別のサンゴと接触して、溶けてしまうという事故にあうサンゴくらいになりました。サンゴは毒を出すため、接触すると溶ける場合があります。しかし、生物なので自然にダメになるサンゴもありましたが……。

この飼育方法でだいぶ落ち着いた頃、とうとうやらかしてしまいました。難しい話は抜きにしますが…。使用している添加剤の中に『NO3PO4X』という硝酸塩とリン酸を除去するという添加剤があるのですが、ある日これを水槽に添加する際に規定量オーバーというレベルでは済まないくらいの量を添加してしまいました。この添加剤はバクテリアの餌になるらしく、大量に入れるとバクテリアが大量に増殖するので水槽内が酸欠状態になってしまうのです。水槽内では酸欠という作用以外にも何か別の作用があったと思います。とにかく、とんでもない状態になりましたから……。血の気が引き、一気に酔いが冷めたのを覚えています。                                       魚は全滅、サンゴも2/3くらいダメになってしまいました。                  慌てて水替えしましたが、改善しませんでした。少量を水槽に垂らすつもりが、滝の様に流れ込んでしまい……。悪い癖というか、至福のひと時というか…基本的にいつもビールを飲みながら作業するので…。それがいけなかったのだと思います。皆さんは是非、シラフで作業してください。