病院・クリニック向け活用例

最近、待合室や診察室にアクアリウムを設置する病院やクリニックが増えています。アクアリウムには不安な気持ちを払い去ったり、待ち時間のイライラを緩和させたりする効果があるからです。ここでは、病院やクリニックにアクアリウムを設置する4つの強みやおすすめの設置場所をご紹介します。

病院やクリニックにアクアリウムを設置する4つの強み

アクアリウムの設置には病院やクリニックだけではなく、訪れる患者さんにもメリットがあります。ここでは、4つの強みについて見ていきましょう。

不安な気持ちを払い去る

1つ目の強みは、不安な気持ちを払い去ることです。病院やクリニックに訪れる方は体や精神に不調を抱えています。待合室が無機質な状態になっていると、不安な気持ちがさらに募ってしまうでしょう。

アクアリウムを設置すれば待合室の雰囲気が明るくなり、気分も上向きになりやすいでしょう。患者さんも定期的に来院したいという気持ちを持てます。

待ち時間のイライラを解消できる

2つ目の強みは、待ち時間のイライラの解消です。病院やクリニックには多くの患者さんが訪れるため、時間帯によっては数時間待つこともあるでしょう。患者さんのイライラが募ると、大きなトラブルに発展する恐れもあります。

魚のゆったりとした泳ぎはイライラを和らげます。眺めているだけで退屈な気分が解消されるでしょう。患者さん同士や病院スタッフとの関係もよくなり、病院やクリニック全体の雰囲気も変わるでしょう。

セラピー効果が得られる

3つ目の強みは、セラピー効果です。最近では、動物とのふれあいによって心に癒しを与えるアニマルセラピーが注目されています。アニマルセラピーはストレス解消だけではなく、認知症やうつ病にも効果があるといわれています。

魚の場合も、泳ぎを眺めているだけで癒し効果があるそうです。病院やクリニックにアクアリウムを設置すれば診療に役立てられるでしょう。

子どものおもちゃ代わりとして活用できる

4つ目の強みは、子どものおもちゃ代わりとしての活用です。退屈をしのぐ方法として絵本やぬいぐるみの設置などありますが、子どもたちが触ることで雑菌や病原菌が媒介するというリスクが発生します。場合によっては院内感染の恐れがあるでしょう。一方で、アクアリウムを設置すれば泳ぐ魚を観賞できるので、退屈な気分を和らげます。

アクアリウムを設置するのにおすすめの場所

病院やクリニックにアクアリウムを設置する際は、以下の3つの場所をおすすめします。

待合室

1つ目のおすすめの場所は待合室です。待合室は患者さんが最も多くの時間を過ごす場所だからです。アクリアウムを設置すれば、ストレス解消や癒しの効果が得られるでしょう。

待合室に設置する際は、目立つ場所に置くのがおすすめです。隅に置くと目立ちにくくなり、癒しの効果が得られにくいからです。また、接触による転倒事故を防ぐために、通路の妨げにならない場所に置くのがよいでしょう。

診察室

2つ目のおすすめの場所は診察室です。診察室は医師と対話する場所のため、不安になる患者さんがいます。診察室にアクアリウムを設置すれば、安心感が得られて診察を受けやすくなるでしょう。診察室に置くときは、診察や治療の妨げにならない場所がおすすめです。

キッズスペース

病院やクリニックの中には、キッズスペースを設けているところがあります。キッズスペースに設置すればご両親が診察を受ける場合でも、子どもたちが寂しさを紛らわせるでしょう。

病院やクリニックにアクアリウムを設置する際のポイント2つ

病院やクリニックにアクアリウムを設置する際には2つのポイントに注意しましょう。ここでは、それぞれのポイントを詳しく解説します。

淡水魚よりも海水魚がおすすめ

淡水魚も海水魚も飼育方法に大きな変わりはありません。ただし、華やかで明るい雰囲気の水槽にしたい場合には海水魚がよいでしょう。

淡水魚は川や湖に生息している魚のため、太陽光の白や水草の緑がベースカラーです。一方で、海水魚は太陽光が海中で青く輝くため、青をベースカラーとします。そのため、海水魚の水槽の方が淡水魚よりもカラフルになりやすいでしょう。魚についてもクレクマノミやナンヨウハギなどを取り入れれば、さらにカラフルな雰囲気になります。

安全に配慮する

アクアリウムを病院やクリニックに設置する際は、安全に配慮しましょう。水槽はガラス製で、重量もあります。地震や事故で倒れると、大きな被害が生じる危険もあります。設置時には、水槽の重さに耐えられる水槽台を取り付けるのがおすすめです。

まとめ