アクアリウムを新設するために必要な道具とは?新設方法もご紹介

アクアリウムを新設するために必要な道具とは?新設方法もご紹介

アクアリウムは飼育だけでなくインテリアとしても人気を博しています。自宅や店舗、オフィス内への新設を検討されている方も多くいらっしゃるでしょう。しかし、初めてアクアリウムを設置する場合、何からしていいのかわからないという方が多いのではないでしょうか。

これからアクアリウムを設置しようと考えている方や、うまく水槽が立ち上げられないという方に向けて、アクアリウムの新設に必要な道具やその手順をご紹介します。

アクアリウムの新設に必要な道具

アクアリウムの新設にはたくさんの道具が必要になってきます。ここでは数多くの道具の中から、代表的な必要なものをご紹介していきます。初めて耳にするような名称の道具もあるでしょうから、その用途も合わせて紹介します。

水槽・水槽台・水槽マット・照明・底床

ガラスとアクリルの水槽があります。水草水槽などインテリアとして設置するのであれば、ガラスがおすすめです。水槽台はカラーボックスなどのような、通常の家具では水の入った水槽の重みに耐え切れないといった場合が多く、専用の台を購入することをおすすめします。また水槽を直に木材や石材のような固い面に設置すると、ガラスが割れる恐れもあるので、専用のクッションを敷きましょう。

照明には、蛍光灯・LED・メタハラといった種類があります。水槽をきれいに魅せるためと、生体に昼夜のリズムをつけさせるために用いられます。底床にはソイル、砂、セラミック、溶岩石などの床材があります。水草を育成する場合にはソイルを使用するのが一般的です。

ろ過装置・排水・吸水パイプ・ろ材・CO2強制添加器

ろ過装置は、水槽の水を濾過する装置です。60cm以上の大きめの水槽には外部フィルターを用いる場合もあります。ろ過装置と合わせてフィルターに用いる吸水、排水パイプがあり、フィルターにセットでついてくることが多くなっています。

またろ材とは、ろ過装置の中に入れる素材で、種類は物理ろ材、生物ろ材、化学ろ材の3種類です。これら3種類をフィルター内に入れる必要があります。ろ過装置と合わせて使うCO2強制添加器とは、水草の光合成を促進するために、CO2を水槽内に与える装置です。

クーラー/ヒーター・水温計・電源タイマー

クーラーやヒーターは熱帯魚の飼育には必須の器具で、最適な温度に水温を保つことが可能です。常に水槽内の水温を計るために、水温計も設置します。電源タイマーは設定した時間に自動で照明、CO2強制添加器などをON/OFFするために使用します。

カルキ抜き・エアレーション・水質測定キット

カルキ抜きとは、水道水の塩素やその他の金属を無害化するために用いられる液体です。エアレーションは、水槽の水に酸素を供給するための道具です。これらの道具によって水質が適正に保たれているかを確認し、アンモニア、亜硝酸、硝酸などの濃度を測るために水質測定キットを使用します。

トリミングばさみ・熱帯漁網

トリミングばさみとは、水草の長さを調節するのに使用するハサミです。柄が長いものを使うと深いところまで届きやすく、使いやすくなります。熱帯漁網は水槽内に手を加える、もしくは手を加えた際に、熱帯魚や水面のゴミをすくうのに使用する網です。

アクアリウムを新設する方法

アクアリウムを新設する際には、まずは先に紹介したような道具をある程度揃えておきましょう。もちろん、ある程度揃えたら必要になり次第買い足すような形でも問題ありません。ここからは、アクアリウムを新設するための方法について詳しく見ていきましょう。

アクアリウム新設の作業に必要な道具

上記で紹介した道具以外に、アクアリウムを新設するための道具がさらに必要になってきます。

バケツは、水を足したり、熱帯魚の水合わせをしたり、水換えなどさまざまな場面で使用するため3つほど用意しておくと便利です。またソイルや水草を湿らせるために使用する霧吹き、ソイルや肥料などを平らにするために使用する下敷き、水換えの際に使用するホース、床に水がこぼれた際に汚れるのを防ぐ新聞紙なども用意しておきましょう。

レイアウトを考える

道具を用意して作業に取り掛かる前にまず、どんなレイアウトの水槽にしたいか、全体の構図をしっかり考えます。この作業を飛ばすと、予想と違うとなったときに修正するのはなかなか大変です。アクアリウムには、基本的に①凹型構図、②三角構図、③凸型構図の3つの構図があります。これらの基本構図をベースにして、レイアウトを考えると失敗が少なく、おすすめです。

水槽を設置する

では、さっそく水槽を設置していきましょう。水槽は、水槽台の上に設置しますが、設置する場所を決める際には以下のポイントに注意しましょう。①水平な場所であること、②電源が近くにあること、③水道が近くにあること、④直射日光が当たらない場所であることが重要です。

底床から順に水槽内をレイアウトしていく

ようやく、ソイルなどの底床を入れていきます。ここで、ソイルを入れる前に、下地として園芸用の軽石を入れることをおすすめします。園芸用の多孔質な軽石を入れることで、バクテリアの住み家を作れ、同時に、通水性も確保できるのです。その後、アク抜きした立木や流木を配置します。

まとめ

アクアリウムの新設には、家にあるようなものではなく新しく準備しなければならない道具がほとんどであり、一から揃える必要があります。そのため、専門的な知識があったとしても新設を自分たちで行うことはかなり時間がかかるものとなっているのです。

「Aqua First」では、アクアリウムを新設するサービスも行っております。アクアリウムの新設が難しそう、うまく立ち上げられないという方は、一度「Aqua First」にご相談ください。一からご満足いただけるアクアリウムを新設させていただきます。