多様化するアクアリウムのコンセプトとは?さまざまな種類をご紹介

多様化するアクアリウムのコンセプトとは?

最近では、お家はもちろんのことオフィスや商業施設などでもアクアリウムを設置しているところが多くなっています。以前は、熱帯魚などの飼育をコンセプトにアクアリウムは設置されていました。現在は、飼育の目的だけではなく、インテリアをコンセプトとする楽しみ方が主流のようです。

アクアリウムには、レイアウト写真を競うコンテストなども開かれており、ますますインテリアとしての水槽に人気が出てきているようです。多様化するアクアリウムにはどのような種類があるのか、詳しく紹介します。

コンセプトがインテリアの水槽

水槽やライト、水槽内に水草や岩、流木を用いるなど、デザインにこだわり部屋のインテリアの一部として楽しむ人が増えてきています。インテリアとしての水槽は、写真でもよく映えます。TwitterやインスタグラムなどのSNSが普及している現代を象徴しているのかもしれません。またSNSを通じて、同じ趣味を持つ人ばかりが集まるコミュニティに参加することもできます。

水草水槽

水草水槽とは、名前の通り、水草を中心にその育成や植栽、繁茂などと合わせて緑の美しさを楽しむのが目的の水槽です。水草を育てるため、園芸のような楽しさを味わえるほか、熱帯魚などの生体とも相性が良く人気です。

水草を水中で美しく育てるためには、水質の管理や光量などデリケートな部分が数多くあり、生体を飼育するための水槽とはまた異なる難しさがあります。水草の種類は豊富であるため、個人の知識やセンスが現れる水槽であると言えます。

サンゴ水槽

サンゴ水槽とは、サンゴをメインとして飼育する水槽です。サンゴはいろいろな形やカラーのものがあり、サンゴ水槽は美しさが映える水槽でもあります。

もともとサンゴは、海水魚水槽などで取り入れられることが多い傾向にありました。サンゴにはソフトコーラルやハードコーラルなど種類もいくつかあり、形もユニークかつ色彩が豊かなので、メインとした水槽が作られるようになったのでしょう。

アクアリウムロック

アクアリウムロックとは、気孔石・青華石といった石や岩を中心に整え、装飾する水槽です。水草などと合わせることで独自の世界観を作れるので人気があります。ごつごつとした武骨な雰囲気の水槽は、男性からの支持も高いものとなっているのです。

コンセプトが飼育の水槽

アクアリウムの本来の目的は、魚など生き物の飼育です。生き物の飼育についても、さまざまな種類があります。メダカや金魚、ベアなどさまざまな生体を飼育している方が数多くいらっしゃるのです。飼育を目的とする場合、生体の種類によって淡水と海水に分類できます。

淡水アクアリウム

川や池のような、塩分の含まれない水を淡水と言い、淡水で飼育できる生体を育てるアクアリウムです。水道水から塩素(カルキ)を抜いたものが淡水として用いることが可能なので、海水に比べると、手間がかからず、飼育の難易度は下がります。

淡水に適した生体の流通量は比較的多く、コストも抑えられるため人気です。また、淡水には多様な水草を入れることが可能なので、水草の色や形で水槽のレイアウトを楽しむこともできます。淡水で飼育できる生体には、金魚やメダカ、淡水熱帯魚などがあります。

熱帯魚を飼育する場合には、日本では保温ヒーターが必要となりますが、多くの家庭では空調設備があるので、電気代もそれほどかかりません。

水草との相性も良いので、自然の風景を再現したり、自分の好きなレイアウトを楽しめたりするので、子どもから大人まで楽しめるという点が淡水アクアリウムの特徴です。

海水アクアリウム

海水のように塩分が含まれた水で飼育するアクアリウムを指します。海水で飼育できる海水魚は、淡水魚に比べると圧倒的に鮮やかなのが特徴です。

また海水魚の模様も多様でキレイなものが多く、生体を飼育することがメインになる水槽では、見栄えがよくなります。

その一方で、海水の水質管理は手間がかかる上、サンゴを育てる場合には相当な光量が必要になり、設備にかかる費用が大きくなります。そのため、一般的には、海水アクアリウムの方が上級者向けです。

しかし、海水魚は観賞魚とも呼ばれることがあるほど、その見た目は美しく、目の保養にもなります。そして、海水アクアリウムではサンゴを取り入れることも可能で、ますます観賞も楽しみたい方にはピッタリの水槽なのです。

まとめ

アクアリウムは、もともとは生体の飼育がコンセプトでした。しかし、最近ではレイアウトを楽しむコンテストが開催されるなど、インテリアをコンセプトとするアクアリウムが主流になっています。インテリアとしてのアクアリウムにもいくつか種類があり、水草や、サンゴ、石が代表的です。そして、もちろん飼育をコンセプトとしたアクアリウムも健在であり、その魅力も尽きません。

「Aqua First」では、現代に合わせたインテリアとしてのアクアリウムにも対応しており、その生体数も豊富に取り扱っています。アクアリウムを楽しみたい、店舗やオフィスなどに導入したいとお考えの方は、一度「Aqua First」にご来店ください。